今日の一曲:僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ/モーモールルギャバン
モーモールルギャバンの名曲中の名曲ですね。
辛い時、挫けそうな時、何度もこの曲に力を貰いました。
『分かってる 本当は全部分かってる 今は少しだけ勇気が欲しい』
という歌詞がとても好きです。
一年前の4月、人生で最も辛い挫折を経験しました。
プロポーズを受けてもらった人に半ば裏切られるような目に遭い、
しかも僕の方から別れを切り出すような形で婚約を解消しました。
20代の自分が乗り越えるにはあまりにも辛い挫折でした。
自室の床に崩れ落ちたまま、泣きながら両親に電話をして、
「喜んでくれていたのに申し訳ない、やっと恩返しができると思っていた。結婚すらまともにできない自分が情けない。こんな息子で申し訳ない。」
と声にならない言葉で何度も謝ったことを今も覚えています。
あの日で僕の人生は一つ区切りがついたんだと思います。
あれから一年。
一年前は興味すら無かった車に興味を持ってマイカーを買いました。
出不精でしたが、マイカーに乗ってキャンプに出かける趣味が出来ました。
体を動かすことが好きになり、ジムに通う趣味が出来ました。
体重も一年で七キロ落ちて筋肉も結構付きました。
一人で気ままに旅に出たりすることが増えました。
素朴な変化ですが、大きな変化だと思うのです。
あの日、区切りがついた人生。
あの日、始まった人生。
目を閉じれば、昔の幸せな記憶が蘇ってきたりします。
あの頃に戻りたいな、と思うこともたまにあります。
けれど、そこに戻ることは出来ないし、僕はもう次のステージに進んでいるんだと、進むことが出来たんだと、今なら理解出来ます。
今日の一曲:風をあつめて/はっぴいえんど
風をあつめて 風をあつめて
風をあつめて
蒼空を翔けたいんです 蒼空を
いつ聴いてもいい歌詞、いい曲。
金曜日から2泊3日のソロキャンプに出かけてました。
温暖でいい天気だったから過ごしやすかった。
日中は読書、日が暮れてきたらラジオを聴きながら焚き火。
スキレットでステーキを焼いたり、串にウインナーを通して焚き火で炙ったり、ラーメン作ったり、スープ飲んだり、ホットコーヒー作ったり、iPadでマンガを読んだり・・・。
自由気ままな2泊3日だった。
日中は蒼空が、夜は満点の星空が広がっていて、思い出深かったなあ。
心地良い風が吹いていて、空は青空。
まさに、風をあつめたくなるような、2泊3日でした。
今日の一曲:京都/在日ファンク
今年の1月、ふと思い立って1泊2日京都一人旅に行ったときのこと。
旅行前日に作っておいた「京都プレイリスト」の1曲目にこの曲を選んだっけ。
好きなんだよなあこの曲。
曲の空気感というか、心地の良い雰囲気がとっても好き。
天気のいい日に嵐山の方を歩いているような、そういう気持ちになる。
「京都アンドレスポンス」とかいう意味不明なパワーワードが特に好き。笑
京都に行くと必ず一澤帆布に立ち寄るんだけど、今回は一目惚れで小銭入れを購入。
帆布製品って使うごとに味が出てくるから好きだなー。
新入社員の頃、これまた一澤帆布でビジネス鞄を買って、今も愛用中。
社会の荒波を一緒に乗り越えてきた相棒。
使い込んで、ボロボロになってしまったので修理してあげたいな。
念願だった三十三間堂に行って、お堂様の荘厳な姿に圧倒されたり
伏見稲荷大社で大大吉を引いて大勝利したり
京都のおばんざいが食べられる立ち飲み屋で京都料理を満喫したり
早朝の京都の街を散歩してみたり
ものすごく楽しくて、あっという間だったな。
多分、「京都」を聴くたびに思い出す、そんな旅になった。
今日の一曲:忘れられないの/サカナクション
久しぶりの更新になってしまった。
タイトルはサカナクションが2019年にリリースしたアルバム『834.194』に収録されている曲。最近、めちゃくちゃ聴く。
何かにつけてこの曲を流しがち。
というのも、年明けから柄になく恋愛関係の活動を頑張ってみたんだけど、振るわず、というか、いい人に出会えず、やり取りとか会ってご飯とか行くうちに疲れてしまって、結局やめてしまった。
結論。
成果、なし!w
果たして僕に「夢見たいなこの日を〜♪」なんて歌える日が来るのかしら・・・笑
僕の親戚関係、女っ気ある人皆無でクソウケる。笑
今日の一曲:That's Life/フランク・シナトラ
映画『JOKER』
私は、公開後直ぐに観に行きました。
今回はネタバレをしない範囲で日記を書きたいと思います。
「コレが人生さ、人が言うところの」という歌詞から始まるこの曲は
映画『JOKER』の主人公アーサーが憧れるTVショーの主題歌でした。
ハンデを持ちながらも、優しい心を持って一生懸命生きようとするアーサーは
世間からの冷たい目や嘲笑、裏切り、中傷に打ちのめされてしまいます。
前評判が非常に高く、現に世界中で絶賛の嵐が巻き起こっているこの映画。
興行収入も極めて好調との報道をよく見かけます。
しかしながら、決して気軽に見るべき映画ではありません。
なぜなら、この映画には一般的に言われる夢や希望、救いが全く無いからです。
孤独に、けれど懸命に生きる一人の男がただひたすら追い詰められていく様を
見るに耐えない程、丁寧にそしてグロテスクに描いています。
社会的弱者と呼ばれる人たち
マイノリティと呼ばれる人たち
孤独を叫ぶことも出来ない程、孤独に生きる人たち
周囲に溶け込めず、苦しい思いをしている人たち
そういう人たちの希望を奪い、ある意味、価値観を変えてしまいかねない
そんな映画です。
この映画が世界中で受け入れられたのは、SNSなどを通じてあらゆる「孤独」が
共有されるようになったこの時代だからこそなのだと、思えてなりません。
観に行くならば、心して観に行くべき映画です。
JOKERは日本でも現れうるし、誰にでも、何処にでも起こりうる現実なのです。
歴史に残る素晴らしい映画です。
こんなに素晴らしい映画をリアルタイムで鑑賞出来た僕は幸せ者だと思います。
人生を終える時、笑顔でこの言葉を言える生き方をしたいものです。
「コレが人生さ、人が言うところの」
今日の一曲:いつでも誰かが/上々颱風
映画『平成狸合戦ぽんぽこ』の主題歌。亡くなった高畑勲監督の作品です。
狸たちが森林伐採・都市開発に対して懸命に立ち向かっていく様が印象的な映画でした。
大学4年の時、卒論が書けず大ピンチだった僕は、毎週のように徹夜でゼミ室に籠もっては「いつでも誰かが」を延々リピート再生しながら卒論に立ち向かっていました。
学生を苦しめる凶悪な卒論に立ち向かう気持ちで聴いていました。笑
事実、この曲には、かなり力を貰いました。
無事、卒論を書き終えて卒業できたのですが、この曲のおかげで卒業できたと言っても過言じゃないです。笑
当時バイトで一緒だった名古屋大学大学院の方に
「だずげでぐだざい・・・。ぞづろんががげまぜん・・・。びえええ」
と泣きついたところ、その方は一言返事で快く協力してくださって。
卒論のテーマ決め、文章構成など、何度も名大に通って添削して貰いました。
地元の図書館や愛知県立図書館にも何度も通ったり、自腹で文献買って読み漁ったり、すごく大変でしたが、今思えばやりがいのある日々でした。
なんと当時僕を助けてくださった名大の方は、現在、新聞記者になったそうです。
まさに文章のプロ。
なんかもう、いろいろと巡り合わせだったんですね。
今でも、ここぞと言う場面で勇気が欲しい時、この曲を聴きます。
立ち向かうぞ!って思えます。素敵な曲です。
今日の一曲:Over The Trouble/織田裕二
その昔、テレビの再放送でよくやっていたドラマ、「お金がない!」
Over The Troubleはドラマの主題歌でした。
主役は勿論、織田裕二。
心優しいが貧しい青年が幸運を掴み取って大成功していくサクセスストーリーでした。
主人公は成功するにつれ、お金の魅力に取り憑かれて、人に優しくある事の大切さを忘れてしまいます。
欲しかったお金は手に入れた主人公。
「掴み取った成功、そしてこのお金があれば家族を守ることが出来る。」
そう思っていたのに、守りたかった家族はバラバラになってしまいます。
最終的に主人公はお金よりも大切な価値、それはつまり人を思いやる心、人の痛みや喜び、苦しみや怒りに寄り添うことのできる心を持ち続けることが何よりも大切なんだと気づきます。
お金の魅力に取り憑かれ、平気で人を切り捨てる人間になっていた主人公は、「人に優しくある心」を取り戻します。
「お金がない!」の再放送、最近、めっきりやらなくなった気がします。
国同士、人同士がいがみ合い、様々な性別や価値観が入り混じっているこの時代だからこそ、「お金がない!」は放送すべきドラマだと思っています。
素晴らしいドラマはいつも、いつまでも放送され続けるべきです。
僕はそう考えます。